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日本最古の飛行機設計図とは… 江戸時代の科学者、国友一貫斎の生家から冊子発見 滋賀 - 毎日新聞 - 毎日新聞

設計図の詳細を記した冊子を手にする滋賀県長浜市の太田浩司・学芸専門監。手前は市指定文化財になっている設計図=同市で2020年3月、若本和夫撮影

 滋賀県長浜市は27日、地元ゆかりの江戸時代の科学者で技術者、国友一貫斎(いっかんさい)(1778~1840年)が描いた飛行機の設計図「阿鼻機流(あびきる) 大鳥秘術(おおとりひじゅつ)」について、各部位の詳細を記した冊子が見つかったと発表した。市は「一貫斎が実際に飛行機を製作しようと考えていたことが裏付けられた」とみている。

 同図は現存する飛行機の設計図としては国内最古とされ、1964年に市の指定文化財になっている。木馬に乗った人間が翼を羽ばたかせて飛ぶ構造で、「阿鼻機流」の語源はラテン語で「小鳥」を意味する「avicula(アビクラ)」と推測されるという。

 見つかった冊子は縦24・3センチ、横16・8センチで計10ページで、1800年代前半に作製されたとみられる。鳥形飛行機の各部分の形状が彩色した絵で記され「檜(ひのき)板を皮にて包也(つつむなり)」「板を次第に薄く削る也」など材質や加工方法も説明されている。市が2019年度から進める資料調査の過程で、一貫斎の生家から見つかった。

 一貫斎は自作の反射望遠鏡で太陽の黒点や月を観察するなど、宇宙への関心が強かったとされる。市の太田浩司・学芸専門監は「一貫斎が飛行機を作ろうとした背景には、太陽や月を間近で見てみたいという思いがあったのでは。現代人も一貫斎の探究心を学ぶべきだ」と話す。実際に作られたかどうかは不明。ただ、詳細図の通りに製作しても飛ぶことはできない。【若本和夫】

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March 27, 2020 at 03:01PM
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