Pearl Abyssが5月21日に配信予定のPC用『シャドウアリーナ』の最終ベータテストのプレイレビューをお届けします。
本作は、PC版MMORPG『黒い砂漠』の開発元であるPearl Abyssが送り出す新作バトルロイヤルゲーム。『黒い砂漠』のゲーム内に実装されていたPvPコンテンツ“影の戦場”が原型としながらも、新たな遊びを構築しています。
先日まで行われていた最終ベータテストをプレイして感じた、『シャドウアリーナ』の魅力を以下で紹介します。
新感覚のバトロワ系ゲームを味わえる!
本作は、MMORPGのゲーム性を踏襲しながらバトロワ系のゲーム性を体験できるという、ありそうでなかった新しいジャンルの作品なっています。
バトロワ系のゲームといえば『PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS(PUBG)』を筆頭に、『Fortnite(フォートナイト)』や『Apex Legends』といった作品が有名。ここ2~3年、急激に盛り上がっているジャンルです。
基本的なルールは、“制限時間はなく多人数で最後の1人か1チームが生き残るまで戦う”、“装備品やアイテムは現地調達”、“戦闘エリアが時間とともに狭くなっていく”といった、この3点があげられます。
『シャドウアリーナ』についても、基本的にはこの3点を踏襲しているのですが他の作品は大きく違った部分があります。それは、本作は近接戦がメインというところ。
バトロワ系のゲームは、銃を用いたTPSやFPSシューティングゲームが多くをしめており、遠距離からの一撃で試合が終わることも多々ありますが、本作はそんな攻撃はなく“MMORPGならではのアクションとスキル攻撃”によるコンボが重視されるという特徴があります!
『黒い砂漠』の魂が詰まった世界観
最終ベータテストでは、ゲームを始める前に9種類のクラスからキャラクター(通称、英雄)を選んでゲームがスタートしました。
9種類のクラスは『黒い砂漠』に登場するクラスがベースになっているのですが、そこまで特別な攻撃や動きをする英雄はいないので、同作をプレイしたことがないプレイヤーでも、少しプレイしただけでどんなアクションか、把握できると思います。
弓矢や魔法攻撃など、遠距離攻撃を使える英雄もいますが、上述した通り本作は近接戦型がメインとなっているので、射程はかなり短め。見えない位置から相手を仕留めるという攻撃はほぼ不可能になっています。
操作方法は、WASDキーで移動、マウスでカメラ操作、左クリックで通常攻撃、右クリックでクラス別の固有スキル、1~4/F/Q/Eキーでスキル攻撃なので、ほぼ『黒い砂漠』と同じ。『黒い砂漠』をプレイしたことないでもMMORPGやアクションゲームに近い操作となっているので、遊びやすいかと。
バトルフィールドは、街や農場や沼地が登場するフィールド。見覚えがある人は、『黒い砂漠』のプレイヤーでしょう。やや狭く設定されていて、少し移動しただけでフィールドの風景が変わります。移動距離は少ないのにも、さまざまなフィールドで戦っているような感覚を味わえるのが特徴です。
『黒い砂漠』と比べると、攻撃やアクションが変化しており、よりシビアな戦闘が求められるようになっている点です。また、本作ではスキルキーを押しても発動する前に相手の攻撃を受けるとキャンセルされてしまいます。
これは筆者の感覚なのですが『黒い砂漠』よりも攻撃の当たり判定がシビアになっている気がしました。なんとなく相手の方に向かって攻撃を繰り出すだけでは当たらず、キチンと相手に向かって出す必要があるようです。
サイドステップなどの回避行動アクションを早めに繰り出せることもあり、攻撃を当てるのが難しくなっています。ちなみに、筆者は遠距離攻撃のスキルですが、相手の発動モーションを見て避けることができました!
大ダメージが出せるスキルは発動モーションが大きく、相手に避けられたり、攻撃を受けてキャンセルさせられたりするので、相手の隙をついてスキル発動するといった戦略性が高い近接戦を味わえます。
このように、フィールドやアクションなど、新作でありながら『黒い砂漠』の魂を随所に感じられる作品になっています。
MMORPG×バトロワのおもしろさと新感覚!
本作は、“MMORPGならではのアクションとスキル攻撃”があると記しましたが、他にもゲーム中に攻撃力と防御力とスキル強化ができるというMMORPG要素があります!
バトロワ系ゲームは、“装備品やアイテムは現地調達”するため、家などを探索して装備品やアイテムを集めるのですが、本作はちょっと違います。
家などを漁ることもできますが、基本的にはフィールド上にいる雑魚モンスターを倒して、落とす宝箱からアイテムを手に入れるという流れになっています。雑魚モンスターはそこら中にウヨウヨ生息しているので、わざわざ探す手間はありません!
宝箱の中からは、武器や防具といった装備品・回復などの消費アイテム・スキルレベルをアップさせる本などが手に入ります。装備品はインベントリを開いて操作するということもなく、キー1つで装備できるのが特徴。なおかつ今装備しているモノよりも強い装備が手に入れば同じくキー1つで上位装備に自動で交換してくれます。
装備は攻撃力と防御力の数値だけでわかりやすく、雑魚モンスターを狩りまくるだけで英雄をどんどん強くすることができます。
宝箱は、相手プレイヤーを倒しても手に入ります。雑魚モンスターよりもいい装備品などが手に入るので逃げるか戦うか悩みどころです。
フィールド上には雑魚モンスター以外にも、ゲーム開始から一定時間経過経つと“影の君主”という巨大モンスターが現れます。“影の君主”を倒すと自身にバフが付く効果と、フィールド上にいくつかある“古代の祭壇”にてさまざまなイベントを起こせます。
プレイしていて1番重要だと感じたのがスキルのレベルアップシステムでした。
スキルのレベルは各スキル3まで上げることができ、どのスキルから上げるかによって戦術がガラッと変わります。そのため、同じ英雄を使用していても、プレイヤーによって戦術がガラッと変わってくるので、“○○のクラスには△△のクラスが有効!”といったシンプルな戦術が通用しません!
攻撃力と防御力は簡単に上げられるのですが、スキルのレベル上げはものすごく頭を使いますし、どれから上げればいいのか、悩むことがありそうです。
初心者でもバトロワに参加できるゲーム性!
バトロワ系の作品をプレイしたことがある人なら分かると思うのですが、初心者はゲーム開始してすぐにやられて終わるものが多いです。何もできずに終わるのでバトロワに参加した感覚すらえ味わえなかった……という苦い思い出を経験したことがあると思います。
本作は“復活可能時間”があり、試合開始4分以内に殺された場合は違う地点からリスポーンできるシステムになっています。このシステムのおかげで初心者でも開始4分間はファーミングしたり強化したりと、戦いの準備ができたりするので、苦い思い出を経験しなくて済むと思います。
上述した通り、ファーミングはフィールド上に大量にいる雑魚を倒すだけでできるので、装備品やアイテムがよく落ちているマップの場所などを覚える必要もさほどなく、初心者でも気軽に楽しめるバトロワ作品になっていると感じました。
個性豊かなクラスと高い戦略性
攻撃を当てる難しさと、避けるアクション性から戦略性が高い近接戦を味わえる本作。
どうやって戦うのがオススメかというと、不意打ちとスタン攻撃をうまく使うのが戦いの肝となると感じました。気づかないところからの攻撃やスタンで足止めを食らってしまうと、一方的に攻撃を食らってしまうわけです。
9人の英雄が存在しますが、CBTをプレイしていて感じたのはヘラウェンとハルの英雄の強さでした。
まずヘラウェンですが、この英雄は魔法のような遠距離攻撃ができるクラスです。ただ、上述の通り射程距離が短く、遠距離から倒すことは不可能です。
しかし、このクラスが所持している“氷結の種”というスキルが凶悪。相手を凍らせるスタン特性に加えて、凍っている間は1.3倍のダメージを適用されるという性質になっています。
足音が聞こえない距離や物陰からこのスキルを放ち、相手をスタンさせて、凍っている間に距離を詰めてコンボを入れる戦い方がかなり強いです。
不意打ちとスタン攻撃の両方が可能なクラスになっています。
ハルはアサシンキャラで、移動や攻撃モーションなどが速いクラスになっています。
“シャドウハイド”という自身の姿を一定時間消せる固有スキルが使えるのですが、この固有スキルが戦い面でも逃げる面でも凶悪的。姿を一定時間消せるので、相手に近づき素早いコンボで連撃を加えられます。
さらに、“レッグクラッシュ”という相手の足首を攻撃し転倒されるスキルや、“イナズマスラッシュ”という空中へ高くジャンプし相手に攻撃を加えて転倒させるスキルも所持。うまい人がこの英雄を使用し、一方的にボコボコにされるという場面に幾度となく遭遇しました。
この2つのクラスは、確かに強いのですが、練習や慣れが少し必要だと思いました。
一方でジョルダンやゴイェン、黄金のバダルといった剣士や拳士は防御系のスキルを持っているので、間合いに入られて攻撃されても耐えることが可能。初心者でも扱いやすいクラスだと感じました。
今回行われたCBTでは新モード“AI戦”が搭載されており、初心者でもゲームの操作やルール、流れを把握しつつ、実践さながらの雰囲気でいろいろなクラスを練習できるようになっていました。
PvPの前にスキルの確認や練習できるようになったのは大きく、ここでオリジナルのスキルコンボを作る研究することができます。
サクッとプレイできるけど、深くやりこめる
バトロワ系のゲームはなんだかんだで、1戦20~30分かかることが多いのですが、本作は40人という人数と小さめのマップのため、1戦10~15分ほど終わります。さらに、すぐに誰かと対峙します。
そのため、負けてもサクッと切り替えて次の試合をプレイできるのが本作の特徴だと思います。
“影の君主”の出現ポイントもマップに表示されるので、そこでPvPが行われたり、PvP中に第三者が影の君主を倒していったりということも起きました。
プレイするほどに使用した英雄の熟練度があがり、熟練度があがるとその英雄のスキルを強化できるシステムがあります。
さらに他のゲームではあまり見たことがない、“アイテムの持ち込み”システムが本作にはあります。アイテムはゲーム終了時に1つ入手し、消費アイテムだけではなく装備品も持ち込むことができます。
そのため、最初はうまく操作できなくても、同じ英雄で何度も戦うとスキルを強化できるうえに、強いアイテムを持ち込むことができる利点があり、モチベーションを高く維持したままプレイできるのです。
『黒い砂漠』の“影の戦場”が気になっていたけど、そこまでたどり着けなかった人もいると思います。本作『シャドウアリーナ』という新たなゲームになったことにより、インストールするだけで“影の戦場”らしい世界観かつ、MMOPRPG×バトロワの世界に飛び込めるようになっています。
自分がプレイした中ではゲーム進行が不可能になるようなバグや酷いラグは感じられず、ほとんど不具合はありませんでした。
5月21日よりアーリーアクセスが開始となります。アーリーアクセス開始時には、これまでに公開されていない新規英雄やコンテンツ、システムが実装予定とのことなので、楽しみです。
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April 28, 2020 at 10:10AM
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