新型コロナウイルスの影響で臨時休館していた宇都宮市若草1丁目の障害者スポーツセンター「わかくさアリーナ」の利用が2日、約3カ月ぶりに再開し、体育館に元気な声が戻った。基礎疾患のある障害者の利用も多く、施設側は用具の消毒や利用者情報の把握、3密対策など感染対策に細心の注意を払う。障害者が優先利用できる県内の公共スポーツ施設は宇都宮と足利で計3カ所。休館を続ける施設もあり、手探りの運営が続く。
「手指の消毒をお願いします」。2日午前、アリーナ玄関。大きなスポーツバッグを抱えて訪れた利用者に、職員が声を掛けた。
感染拡大防止に向けた県有施設の対応方針を受けて、3月6日から休館。管理運営する県障害者スポーツ協会は再開へ向けて、対策に知恵を絞ってきた。
利用者はまず入り口で氏名や連絡先、体温、味覚や嗅覚の異常の有無などを記入。ラケットやボールなど用具の貸し出しは行わず、持参を原則とする。
常時の換気には課題も。視覚障害者が音を頼りにボールを打ち合うサウンドテーブルテニスは外からの音や風がプレーを妨げる恐れがある。換気はプレーの前後に行うなど、「競技の特性に応じて柔軟に対応したい」(同協会)とする。
県障害者卓球連盟の小堀謙介(こぼりけんすけ)会長(69)は「貴重な練習の場が戻りありがたい」と歓迎する。一方で感染への不安は尽きず、「この先利用を控えるメンバーもいるだろう」と吐露した。
足利市朝倉町の市民プラザ身体障害者スポーツセンターは、6月以降も「当面休館」が続く。市の担当者は「感染者数の多い群馬県との往来も多く、再開の基準は県有施設よりも厳しく設定している」と説明する。
感染拡大以前から、練習場不足は障害者スポーツの大きな課題となっている。
センターを練習拠点とする同市障がい者アーチェリー協会の斎藤宏一(さいとうこういち)会長(57)は「家で練習するしかない。感染対策のルールを作り、一日も早く再開してほしい」と切実に訴える。
既に5月19日から利用を再開している宇都宮市屋板町の市サン・アビリティーズ。担当者は「安心安全の確保のため、模索の日々が続いている」と説明している。
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June 03, 2020 at 06:39AM
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